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富裕層は知っている「ヘッジファンド」をおさえよう

Hedge Fund
(写真=KUMOHD/Shutterstock.com)

多くの資産を保有する富裕層は、金融資産のポートフォリオを多様な選択肢の中から選ぶことができます。富裕層の資産運用の選択肢の一つとして「ヘッジファンド」への投資があります。将来の資産形成を考えるうえで、ヘッジファンドをおさえておきましょう。

ヘッジファンドの仕組み

ヘッジファンドとは、富裕層などからお金を集め資産運用する会社です。ヘッジとは英語で「(資産を)守る」の意味で、ヘッジファンドは、なるべく損出を出さないようにどのような市況でも利益を出すことを目的に資産を運用します。

大きなリターンを得るためにレバレッジを活用し、ロング(買い)とショート(売り)両方のポジションを駆使して運用するといわれています。

ヘッジファンドは、さまざまな戦略を用いて運用しています。一例として、ロング・ショート戦略とグローバル・マクロ戦略を紹介します。

ロング・ショート戦略とは、値上がり期待の商品のロング・ポジションをとり、値下がり期待の商品のショート・ポジションをとることで市場の上昇と下落、どちらでも利益を得る戦略です。グローバル・マクロ戦略では、マクロ経済の観点から、金利、為替、株式などさまざまな市場で、市場のゆがみや矛盾などの投資機会を利用し利益を狙います。

ヘッジファンドは、リスクヘッジしたうえで高いリターンを得るために、それ以外にもさまざまな戦略を用いています。多くの金融商品の価値が大きく下がったリーマンショックでも、実績をあげたヘッジファンドがあったようです。

物言う株主はヘッジファンド?

物言う株主とは、株主としての権利を行使し、会社へ影響を与え、会社を変えるよう仕向ける投資家のことをいいます。物言う株主を、アクティビストと呼ぶこともあります。

2000年代中頃、物言う株主は、企業に対して敵対的な存在であるように報道されることが多々ありました。この頃に物言う株主として注目されていたのは、短期的な利益を重視するヘッジファンドでした。

リーマンショック後は、中長期的な利益を重視する物言う株主が増えているようです。対話を通じ経営陣にプレッシャーを与え、企業の稼ぐ力を高めるように活動する株主です。このような株主が増えた理由は、「スチュワードシップ・コード」により、ヘッジファンドだけでなく、機関投資家も物言う株主へと変わってきていることがあげられます。スチュワードシップ・コードとは、リーマンショックの反省から策定された、機関投資家向けの行動規範です。

ヘッジファンドをつかうメリット・デメリット

ヘッジファンドによる投資のメリットは、利回りが大きいことがあげられます。年20%以上の利回りも夢ではありません。また、景気が悪くても利益を得る可能性があります。さらに、自分で運用するのとは違い、売買タイミングに気をつかう必要がありません。

デメリットは、少額の投資はできず数百万円から数憶円単位の投資になることです。また、ヘッジファンドは宣伝しないために情報が少なく、個人がヘッジファンドへの投資を一から始めるのが難しいという点もあります。さらに、国内で運用しているヘッジファンドが少なく、海外のヘッジファンドを利用する場合には為替リスクもあります。

ヘッジファンドへの投資を始めるのであれば、主な情報源は、すでにヘッジファンドへ投資している人になるでしょう。友人・知人などでヘッジファンドへ投資している方がいれば、情報を入手できるかもしれません。

資産形成でハイリターンを期待するのであれば、ヘッジファンドをポートフォリオに組み込むことを検討してみるのもいいでしょう。

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